花粉症の診断
病院を訪れたとき、どんな方法で花粉症と診断されるかというと、多くは問診から行われます。
この時点で花粉症と認定される可能性もあるのですが、さらに視診や血液の検査を通して、どの花粉に対するアレルギーなのかを判断していくことになります。
たとえ眼や鼻に異変を感じていても、それだけで花粉症と決め付けることはできないので、病院で検査してもらうことで、花粉症とは異なる病気でもそれを見つけることができるのです。
問診では、どんな症状が出ているのかや現在服用中の薬の有無、過去の病歴などを点検されます。
聞かれてから答えを考えても、余計な時間を割いたり抜け落ちてしまった内容に後で気付く可能性もあるため、病院に行くことになったら事前に、伝えたいことをまとめておくと良いでしょう。
それから視診ですが、これは鼻の粘膜を点検し、症状の様子を判断します。
また、皮膚にわずかな傷をつけその部分にアレルギーを引き起こすエキスを垂らし、アレルギー反応が起きるかを確かめたり、注射を用いて反応を確かめる検査が実施されます。
また、眼の粘膜を少量取り、アレルギーの原因となる白血球の有無を調べるテストなどもあります。
血液検査を実施すればだいぶ詳細なアレルギーを引き起こす花粉の品種などについて知ることができますが、高額になる可能性が高いので、行ってもらいたい人はあらかじめ値段を調べておくことをおすすめします。